保育士の年収に不満がある3つのこととは何か

短大を卒業して、夢であった保育士に就いた。子どもが好きでなりたかった職業であり、苦手なピアノも1日に何度も何度も練習してやっと弾けるようになった。

まず、年収に不満があることと言えば、残業代が出ないこと。園によってさまざまだが、朝7時〜夜22時まで残ることがある。保育士は、子どもとただ遊ぶだけではない。日誌、連絡ノート、年間カリキュラム、児童表、月案、週案、クラスだよりなど提出する書類が膨大にある。子ども一人一人1日に何をしていたか評価する。それが一クラス20人いれば、20人分書き、事細かにねらいをたてなけばいけない。日誌とノートは、その日の内に提出、週案は、一週間ごと、月案は月ごと、児童表は、0歳児は1ヶ月ごとに提出しなければいけない。午睡中に出来る仕事は、連絡ノートと日誌くらいで終わらなければ残って書かないといけない。

次に行事が多く、行事の作り物や誕生日カード、制作の準備をしなくてはいけない。子どもが遊んでいる時に事故が起こってしまってはいけないので、子どもがいる時にはできない。目を離しているときになにかあることもあるので。午睡中は、書類でできる時間がないので作り物は、家で持ち帰りか残業してやるしかない。入園式、運動会、夏祭り、ひな祭り、発表会、クリスマス会、卒園式など行事の壁面装飾、衣装、飾り付けなどは全て保育士の手作りである。制作は月ごと、行事ごとに、誕生日カードは、クラス全員分手作りで作業している。それは、ほとんどが残業して作っているのである。

そして、季節や月、行事ごとにピアノの曲が変わる。ピアノの練習も毎日毎日して、弾けるようにしなければいけない。ピアノの練習も子どもがいるときには、出来ないので、残ってしなければいけない。
職員会議や行事の反省なども子どもが帰っていないときにやっている。22時くらいまでかかっても残業代は、出ないし、年収は300万程度でしかない。休みの日にも持ち帰り、書類や作り物、ピアノの練習をしていることがある。そうしないと仕事が終わらないからだ。子どもが好きでなりたかった職業だが、子どもが子どものことを噛んだとしても防げなかった保育士の責任、子どもがヨチヨチ歩きで躓いて転んで頭をぶつけたとしたら、それを防げなかった保育士の責任になったりする。命を預かる仕事であるからこそ、それ相応の年収が上がれば保育士の離職率も防げると思う。